小説・悪夢の棲む家感想(ネタバレあり)

お久しぶりだね。

なおしこんでいた小説が見つかったから、感想を言うね。

ほら作者が書きづらくなるから、今後の展開は言ってはいけないって言うけど、第一版1994年だからもう時効だと思うのよ。作者の小野不由美さんの書かれるなら、十二国記かかるかやとか、新しいキャラの怪談で、もう悪霊のシリーズではないと思うんだよね。残念だけどさ。

さぁネタバレありの感想だよ。読了した人だけが読んでね。

悪夢の棲む家は、ホワイトハートでゴーストハント『シリーズ』として発売されたと推測するよ。

その前の、ティーンズハートの悪霊シリーズでナル正体もわかり、お互いの立場も明確になって、新スタートだったと思うんだ。

(今は悪霊シリーズは、ゴーストハントとして改訂版でハードカバーも文庫も発売されてるけど。悪霊シリーズより怖くなってるね。本筋の合間に入る怪談とか事件の根幹の怪談がね。微に入り細に入り詳しくなってて死人も増えてて怖いね)

悪夢の棲む家だけど、絶対続きが想定されてたと思うんだよね。

ほら、まず新キャラの広田さん。

心霊現象否定派の割に、あの人かなり霊とか視えてる。お風呂場で過去の出来事も見たと思えば、玄関廊下で霊からのメッセージを受け取り(

他のメンバーは真砂子と麻衣しか反応してなかった)、最後の霊と戦うシーンで坊さんの赤い光まて視てるんだよ。しかし彼は否定派なので、自分が視たものが信じられなくて、視たシーンとかナルたちにほぼ言わないんだけど、もう視えちゃう人だとバレてるので、もし続編があれば、またそれなりに怪奇現象を視て報告してた(させられてた)と思うな。

ぼーさんあたりに。

「あいかわらず、物を壊す奴だなあ？(きっと怪奇現象視たときに、一緒になんか割れたりしてる)で、何視た？ただの幻覚だと思って聞くから言ってみ？情報として、そんなに重視しないからさ。ほら、情報の隠蔽はイーブンじゃないよな？」的に追い詰められて、「誰かの遺体がそこに…あるように視えた」とかいわされてるんだ。ゴーストハントのお決まりのシーンっぽくなるように、伏線貼られてたのにー。あと何かの拍子に、赤い光がとか呟いて、麻衣ちゃんに「そうそう、ぼーさんの力は赤いよね」とか同意されて、他のメンバーに「へぇ？他には何を視た?」って、言われるはずだったのに。事件を持ってくるのが、広田さんで、事件調書とか横流しするのも広田さんとかなる感じだったのに。続編出なかった…。

さて、麻衣ちゃんですよ。麻衣ちゃん。もしくは、ジーン。続きがあれば、2人夢の中でイチャイチャしてたと思うんだよね。1人だって恋はできるから、もう泣かない麻衣ちゃんですよ。まだジーンが現世にいるとわかったら、しつこく想ってるに、決まってるじゃん。なのに、支部をうっかりみたらカップリングがナルと麻衣ばっかりでびっくりだった。解釈違いが多すぎる(即そっ閉じした)。びっくり。

あと意外と、メンバーの過去とか深掘りされてなかったので、ぼーさんが視えなくなった因縁の事件と関わりあう怪奇再びとか。高野山の他の霊能者から助っ人頼まれるとか。真砂子出演TVがらみで、ほんとに怪奇現象が(真砂子の霊能者っぽく振舞う顔を垣間見る)とか。

綾子の病院でいろいろ怪奇現象があって、出張って、綾子の両親と会うとか…そういう話が欲しかった。

ジョンもね、司祭、神父ですとか、広田さんに詰められて説明していたし、続編出れば伝導に出たいきさつとか、ジョンの修道会での立ち位置とか、そんなのを読めるかも？と思ったよね。

小話でいいんで。小野さんの中にはあっただろうたぶん。各人の過去とか、取り巻く環境とかが。あー、リンさんはどうかな？長くなりそうな逸話があるよね、ナルのそばにいる経緯とかね。ジーンとナルとリンさんが事件を解決する話とか過去編でもいい。美味しくいただきます。

小野不由美さんの小説はキャラが素敵なので、妄想がはかどるね。続編読みたいね。

ということで、感想でした。バイバイ。またね。

小説はこれを書いた時点でAmazonより、楽天が安かったのでこちらをどうぞ。と思ったけど、リンク貼れないわ。よくわからない。

小野さんの本は小説は電書になってないね。

小野さん自身はTwitterされてないので、旦那さんの綾辻行人さんのプイプイ(モルカー小野主上自作の写真アップ)を私は楽しみにしてるよ。

漫画は電書が出てますのでお好きなところでどうぞ。私はだいたいbookwalkerです。定期的に半額ポイント還元セールがあるから。

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